encore

ぽつんと生きて、ぽつんと消えてく。
ぽつんと生きて、
ぽつんと消えてく。
永遠の憧れ電気ブラン

永遠の憧れ電気ブラン

弟と浅草の神谷バーに行きました。かの有名な神谷バー!目的はもちろん憧れの電気ブランです。でもなんていうか噂通りの味でした。全然飲めなかったです。30度という高い度数に合わせて薬のような味に薬草のような匂い。繰り返し飲めるもんじゃないですあれは。多分これに限っては味の良し悪しではなく「電気ブランを飲む」ということに意味がある気がする。これが多くの文豪たちに愛された味なのかぁ。森見登美彦に影響されて飲みに行ったわけですが偽電気ブランもこんな味なんですかね。黒髪の乙女のように飲み比べなんてしたら圧倒的泥仕合になること請け合いです。
おもしろかったのが神谷バーって有無を言わさず全席合席なんですけど、前に座った60歳ぐらいの常連のご夫婦がおもしろい人たちだった。席についたらまず弟が例のお土産である進撃のファー○ァを渡してくれたんですけど、それを見たご夫婦の「あらー彼女にプレゼントー?いいわねー!」という一言からはじまり「いや私たち姉弟なんですよ。この子がドイツ行ってきたんでそのお土産です。」と答えた瞬間から怒涛のおしゃべりラッシュがはじまりました。「ええー姉弟なのー!全然似てないー!」「鼻とか似てないじゃない」「輪郭と唇は似てるかも」「こっちの方がお兄ちゃんみたいねー」「あらやだ子供じゃなくて孫の年じゃない」「うちの孫もね・・・」「でもお姉ちゃんかわいいわねぇ」「本当は姉弟じゃないんでしょう」「ドイツは自分のお金で行ったの?」「どこに住んでるの?」「ビールをチェイサーにして電気ブラン呑むなんて通ね」と素晴らしい盛り上がりの会話が始まりました。多少酔ってる感じでしたがあれは多分普段からあんな感じなんだと思う。しかも「お姉ちゃん本当かわいいわぁ」っていうセリフは多分10回は言われ思わず弟が「よかったね」とこちらに苦笑いを送るほどの偉業でした。15分ほど会話したらご夫婦は先に帰られてしまわれましたが都会でこういう人たちに会うのは嬉しいです。とにかくいいご夫婦でしたよ。
料理は煮込みと串かつがおいしかったです。他の食べ物も食べてみたいのでまた行きたいな。そのときはあのご夫婦にまた会いたいです。
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